どうも、eiji-kです。
今現在あなたには、何か達成したい目標はありますか?
・起業して成功したい
・今年こそダイエットをして、体重を○kg減らしたい。
・英語を勉強して、外人とペラペラ話せるようになりたい。
内容はそれぞれだと思いますが、人間生きていれば、何かしら達成したい目標はあるでしょう。
でも、私のコンサルタントとしての経験上、多くの人は、その目標を達成できていません。
毎年同じような目標を立てて、それを達成できずに、同じことを繰り返す。
では、いったい、どうしてそんな状態になってしまうのでしょうか?
そんな疑問を解き明かすべく、今日は
「巷のビジネス書によくある目標達成法の間違いと
リアルに目標達成する為の秘訣」
について解説します。
勉強熱心な人ほど陥りやすい罠なので、ぜひ注意して読んでみてください。
多くの目標達成本に書かれている過ち
目標達成について書かれた、ビジネス書や成功本って読んだことありますか?
読んだことがあればわかると思いますが、この手の本にはたいていの場合
「目標を達成したければ、”必ず”達成期限を入れましょう。」
と書かれています。
「2016年○月×日までに△△を達成する。」
こんな感じで、「達成期限」を入れることでお尻に火がつき、行動力が増す。
これはこれで、ある面では正しいんですが
私自身はこのやり方は、「2つの意味」で危険だと思ってます。
では、いったいどうして、目標に達成期限を入れることが危険なのか?
それぞれ詳しく解説していきましょう。
目標達成が失敗する理由その1
まず1つ目の理由ですが、それは・・・
「妥協につながりやすいから」です。
例えば
「3ヶ月後の○月○日までに、自分好みの彼女を作る!」
という目標を立てたとしましょう。
たしかに、こんな感じで期限を切れば
「その日までに、絶対に彼女を作ってやる!」
という気持ちが高まり、行動力も増していくでしょう。
女性との出会いも積極的に増やすだろうし、モチベーションもある程度上がるかもしれません。
しれませんが、ここで1つ落とし穴があります。
その落とし穴とは、「達成期限までに目標を達成すること」が目標にすり替わってしまうことです
本来彼の目標は、自分好みの彼女を作ることだったはずです。
にも拘らず、「○月○日まで」という縛りを入れることで
自分好みの彼女を作ること < ○月○日までに彼女を作ること
という感じで、優先以上が逆転してしまいます。
そして、達成期限までに、彼女を作ることだけにフォーカスするようになる。
その結果、その目標を達成する為に、妥協した相手で満足するようになる。
無意識化で、こういう恐ろしい事態が起こります。
無理に達成期限に拘らずにもう少し行動を続けていれば、もっと自分好みの女性と出会えていたかもしれないのに・・・
このように、「目標に達成期限を入れる」という行為は
「妥協した結果を受け入れることに繋がる」
という危険な一面があるんですね。
目標達成が失敗する理由その2
次に2つ目の理由ですが、2つ目は
「コントロール不能だから」です。
我々が生きるこの現実社会は、決してロジック(論理)一辺倒ではなく、予期せぬ想定外のことなんて山ほど起こります。
なぜなら、我々人間は決して完全合理性を有した存在ではなく
感情に大きく左右される、非合理的な存在だからです。
例えば「この日までに、この目標なら絶対達成できる!」
という確信の元、以下のような目標を立てたとしましょう。
「3ヶ月後の○月○日までに、ダイエットで8kg減量する」
・・・
目標を立てた後しばらくは、モチベーションも高いし、「おっ、このペースでいけば楽々達成できそうだな!」と感じるかもしれません。
でも、2週間、3週間経つにつれて・・・
・思ったようなペースで体重が落ちなかったり
・突然風邪を引いて、しばらく運動できなかったり
・上司の接待に付き合わされて、ドカ食いしてしまったり。
こんな感じで、想定外の事象が山ほど起きます。
その結果、達成期限が近づいてもなかなか達成することができず
「どうせ俺なんて。」
「どうせ駄目だし、もういいや。」
となってしまうのです。
なぜこんな状態になってしまうのかというと
「結果はコントロールできない」という、当たり前の視点が抜け落ちているからです。
先ほど言ったように、我々が生きる世界は決してロジックどおりに動くわけでなく、想定外の出来事は数多く起こります。
にも関わらず、「○月○日までに△△を達成する」という目標を立てても、その通りにならないことの方が多いんですね。
リアルに目標達成する為の秘訣とは
1.「妥協」につながりやすいから
2.「結果」はコントロールできないから
以上2つの理由から、達成期限を入れることはおすすめできないんですが
こういう言い方をすると
「じゃあ、どうやって目標を立てればいいんだよ!」
と感じる人がいるかもしれません。
しれませんが、そういう人に私が言いたいのは
「結果ではなく、プロセスをコントロールしろ!」
ということです。
「○月○日までに△△を得る」という結果にフォーカスするのではなく
「○月○日までに△△を実践する」という感じで、プロセス(過程)にフォーカスするのです。
例えば、「自分好みの彼女を作る」という目標だったら
「3ヶ月後の○月○日までに、自分好みの彼女を作る」
ではなくて
「3ヶ月後の○月○日までに、婚活パーティに20回行く」とか
「3ヶ月後の○月○日までに、合コンに10回開催する」とか
こんな感じにするわけです。
つまり、ビジネス書や目標達成本のように、目標に達成期限を入れるのではなく
行動に達成期限を設定するということです。
なぜこのやり方をお勧めしてるのかというと
「結果」に比べて「行動」の方が、はるかに、コントロール可能だからです。
もちろん、「行動」に関しても、自身の体調や感情、周囲の環境から少なからず影響は受けます。
受けますが、「結果」よりははるかにコントロールしやすいはずです。
だって、やればそれでいいわけですから(苦笑)
「3ヶ月後までに自分好みの彼女を作る」という結果はコントロールしづらいけど
「3ヶ月後までに20回以上パーティに行く」という行動だったら、コントロールできます。
そうすることで、「結果的に」、目標達成できる可能性が高まるわけです。
・・・
もちろん、そうやって行動した結果、思い通りの結果が得られないことは多々あります。
ありますが、そのプロセスは決して無駄にはならないし
その経験を踏まえたうえで、また改めて「行動目標」を設定すれば、どんどん成功する確率が上がっていきます。
そのサイクルの繰り返しこそが我々の能力を高め、より高いステージに押し上げてくれるのです。
・・・
達成期限を設定する場合は、「目標そのもの」にではなく「その目標達成に直結する行動」にする。
これを意識するだけで、目標達成ができる確率が大幅に上がるので、よかったら、参考にしてみてください。